現役秘書が本当に使える接待店を厳選。ワンランク上のおもてなしが受けられるお店まとめ【銀座・和食編】

夏は鱧、秋は松茸、冬はふぐといった贅沢な食材をたのしめるだけでなく、季節ごとの野菜や魚介類をふんだんに盛り込んだ懐石料理が味わえます。季節の移ろいを贅沢に映し出したプレゼンテーションは食通たちの心を躍らせ、五感すべてで楽しめる仕掛けが満載です。
更にその味を自宅でも味わうことができるお土産は、自家製手作りからすみや西京漬、焼ごま豆腐など非常に多彩で、接待や贈答用にも最適な逸品ばかりです。かしこまることなく、日本の粋と心に染みる逸品を堪能できる、貴重な一軒です。
お店全体の照明も、落ち着いた雰囲気の中で会話を楽しめるよう工夫されており、茶道を学んだ店主の客人を心からもてなす配慮が細部に感じられます。

新橋の歴史ある料亭「金田中」の味をそのままに、懐石料理として提供している「金田中 庵」。昆布、魚介、野菜、肉、米など、食材はその日最上のものを全国から仕入れ、長年の経験に裏打ちされた料理人の確かな技で至高の一皿へと昇華させています。
牛肉は2017年全国和牛能力共進会で日本一の称号に輝いた、鳥取県産黒毛和種「万葉牛」を使用しており、肉のもつ旨みと、口溶けの良さが特徴です。
鯛は瀬戸内淡路から豊後まで、旬にこだわって仕入れ、上品な脂乗りと食感を様々な調理法で堪能できます。
旬な食材をそのままに、素材本来の味を堪能することができるでしょう。

ひっそりと佇む、侘び寂びを感じるエントランス。それを抜けて店内に入ると、きめ細やかなもてなしが行き届くよう、カウンター13席、数人のグループでご利用いただける4人掛けのテーブル2席の空間が「金田中 庵」の舞台です。
料理人の包丁捌きや美しい盛り付けなど、一皿の起承転結を、目の前で体感することができます。
また、厳選された地酒や日本酒も魅力の一つであり、竹筒で飲む一杯は粋な気分を盛り上げてくれます。その中でも金田中の特製酒『金田中蔵(大阪府･吟醸酒)』は金田中専用蔵の酒として、人気のある一杯です。

東京で「てんぷら」と言ったら、この店の名をあげる食通たちは少なくありません。さらに山本健吉氏、遠藤周作氏、井上靖氏、水原秋桜子氏、安岡正太郎氏、草野心平氏、土門拳氏など、多くの文化人が通った店としても知られています。
使用する素材は、店主自ら現地に赴き、生の野菜を食して品質の良いものを調達。調達した素材の色、味、香りを最高の状態のままに保ちつつ、更には素材の水分によって旨みを出しています。
店主が「てんぷら」という日本の食宝を追及し続けている技と心意気を、目の前でぜひ感じてください。

銀座の路地を一歩踏み入れると、暖簾の奥に続く趣のある風景が目に飛び込んできます。
店に一歩足を踏み入れると、笑い声の絶えない非常に明るい雰囲気。格式を守りながらも客が心地よく寛げるような空間を作りたいという、お店側の配慮がそこにはあります。その空間の中では、春夏秋冬という季節の移ろいを料理で感じてもらいたいと考え、その日一番の旬の素材を極力手を加えることなく、滋味を十二分に引き出すような形で仕上げ、客の目の前に提供されています。
逸品を彩る器も店主が自ら作家の個展に足を運び、吟味した形で選んでいます。料理のみならず、器や設えなどすべてに於いて、もてなしの心が詰まっている銘店です。