セミナー

【6月23日(木)19時〜】 熱いご要望を受けついに開催決定! 美味しく学べる紅茶のテイスティング講座

第121回 もっと紅茶が好きになる! トップブレンダー・内田智子氏が伝授する紅茶の魅力

沖縄ティーファクトリー

セミナーレポート

今年1月に開催予定も、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまったセミナーが、皆さまの熱いご要望を受けてこの6月に開催されました。

秘書会員の皆さまは「誰かのために紅茶を淹れる」という機会が多いと思いますが、
今回は「自分のために紅茶を楽しむ」をテーマに、
私たちの生活を彩る紅茶の魅力を
ティーテイスター・ブレンダーとして活躍する内田智子氏に伝授いただきました!

商社勤務を経て、スリランカで紅茶のテイスティングとブレンドを習得した内田先生は、
「紅茶の風味を決めるのは産地。」と、沖縄で思い描く紅茶を作ることを決意。沖縄がスリランカと同じ赤土を持ち、インド・アッサムと同緯度に位置していると気づき、2000年より紅茶栽培を始めます。気候などの条件は紅茶作りに最適でしたが、満足のいく紅茶ができず、より良い品種を探し求めていました。取組み開始から10年が経とうとする2009年、国産優良紅茶品種「べにほまれ」が成木に育ち、沖縄が産地として世界に認められるテロノワールを持つ「琉球紅茶~月夜のかほり」が誕生。
今では全国各地のホテルやレストランで、琉球紅茶をはじめ、内田先生のブレンドした紅茶を味わうことができます。

今回のセミナーでは、
・自分の好きな紅茶の見つけ方
・紅茶の飲み方、フード・スイーツとの合わせ方
などレクチャーいただきました。

茶葉を手のひらに乗せ、指で押すと素麺が折れるときのような「ポキッ」とした音が聞こえます。これを「クラック音」といい、茶葉の鮮度を見極める重要なサイン。音が聞こえにくいものは鮮度が落ちてきている証です。
紅茶は、身近なものだとかつお節とよく似ていて、保管状態が重要。保管状態が良いかつお節は美味しいお出汁がひけるように、保管状態が良い紅茶は、美味しい紅茶を淹れることができます。また、茶葉の計量も重要。スプーンではなくデジタルスケールを使用し、茶葉1gあたり70mlを基準にして計量するのが美味しさのカギだそうです。
ティーバッグの場合は、形状によってお湯を入れる順番が違うんだとか。テトラ形のティーバッグはお湯を先に入れ、後からティーバッグを入れます。平たいタイプのティーバッグは先にティーバッグを入れてからお湯を注ぐことで、ポットで淹れたときと同じ味わいに仕上がるそう。これはぜひ試してみたいですね! もちろん、カップを温めておくことも忘れずに。

さらに、メインイベントとして“あなたの好きな紅茶”がわかってしまう!? 紅茶のテイスティングを体験いただきました。
テイスティングは企画段階で事務局スタッフも体験し、まさに驚きの連続! 普段なかなかする機会のない紅茶のテイスティングに、参加者の皆さんが真剣に楽しく取り組んでおられる姿が印象的でした。
内田先生独自の“タンマップ”という“舌の上にある味覚の地図”で、紅茶を飲んだときに、舌や口の中のどの部分で味わっているかを感じていきました。紅茶に砂糖やミルクを入れたり、スコーンやフルーツなどと合わせたりすることで、ストレートティーとは違う表情の美味しさを楽しめたのではないでしょうか。
(事務局スタッフは、先生に教わったりんごとチーズにハマっています……!)

スライドを投影しながらの座学ではなく、
参加者の皆さんで先生を囲みながら終始なごやかに進行した和やかなセミナーでした。
皆さんも、自分の好きな紅茶を見つけてみてくださいね。

▼沖縄ティーファクトリー オンラインショップ(ぐるすぐり)▼
https://gurusuguri.com/shop/okitea/

「こちら秘書室」では、今後も秘書の皆さんの業務に役立つ情報発信をはじめ、
さまざまなセミナーやイベントの開催を企画してまいります。
メールマガジンやHP、公式Instagram(@secretary_g_offficial)をチェックしてみてください!
「こちら秘書室」公式Instagramは随時更新予定。
皆さまの「いいね」はもちろん、コメントもお待ちしております!

※今回のスキルアップセミナーは、検温、手指消毒など、新型コロナウイルス感染対策を十分にとって開催されました。

top

参加した秘書からの声

  • 今まで適当に紅茶を淹れていたが、これからは先生に教えてもらった方法で淹れてみようと思います。

  • 自分の好きな紅茶の味だけでなく、どんな料理が好みか、今までどんな料理を食べてきたかも当てられる「タンマップ」には驚きでした!

  • 紅茶といえばダージリンやアールグレイですが、セイロンやアッサムも美味しくいただけました。好みはもちろん、合わせるフードや気分によって選んでいきたいです。

  • 先生のお話が上手で聞き入ってしまいました。体験型のセミナーは久しぶりでしたので、とても新鮮な気持ちで参加できました。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9

講師 内田 智子 氏

内田 智子 氏

福岡県生まれ。スリランカ移住、国内に2件しかスーパーマーケットの無い時代にティーパーティーで暮らしの知恵を学び、心からおいしい紅茶に出会う。

子供のために沖縄に移住、身に着けていたテイスティング技術を生かしオークションで紅茶を直接買い付け商品化するブレンドダーとして複数の会社のOEM・商品開発を手がけている。場所・条件に最適な紅茶やオペレーションを作り紅茶の普及に努める。

世界の紅茶を仕入れる会社が、経験と情報から沖縄県が紅茶の「原料栽培に適している」事に確信を持ち、2000年より自ら高級国産紅茶のプロジェクトをスタート。その紅茶は2011年パリのガストロミー誌「ピュドロ」のアワードパーティーで紹介される。

現在は日本国内・香港・バンコク・シンガポールに輸出。 妥協なく選んだ環境での育つ紅茶原料で作る高品質紅茶作りを沖縄で取り組み、次世代に継承される事業となるよう願い取り組んでいる。日本の南の島「沖縄」で静かに始まった「紅茶物語」、その続きを作る会社として努力を続けている

▼著書
・トップブレンダーが教える紅茶の流儀

開催概要

開催日時 2022年6月23日(木) 19時00分~21時00分 予定
開催場所

株式会社ぐるなび 本社6F ぐるなび大学

東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル 地図

参加人数

15名様